今年5月に某オクで落札し、我が家のカセットデッキの一員(9番目)となったAKAIのGX-R88。こちらはリバースせず、フォワードのみ再生可能というジャンク品。商品ページの写真もFL表示部分が暗く、かなり不安状態で落としてしまったものです。実は入札の時に金額を一桁間違えて入れてしまい、相場の上限近くで決まってしまいました。
届いて電源を入れるとFL表示は鮮明で、ちょっと安心。動作は説明通り、リバースしません。フォワードのみ再生可、早送りと巻き戻しはOKでした。
カセットは、2年ほど前からブームが再燃しデッキの落札相場もどんどん上がっているようです。管理人が再度アナログオーディオにリターンしたのもその頃で、出遅れてしまった分、出費が痛いです。
さて、AKAIのGX-R88ですが、こちらは上位機のGX-R99と同じメカ。先達様のブログにも、分解整備で参考にさせていただける記事が多くあります。とはいえ技術もはんだ付けができる程度、器具もプア(オシロなんて持ってません)な自分、調整はデジタルマルチメーターとPCで出来る範囲になります。
皆様のブログ記事と英語のサービスマニュアルを頼りに、メンテ開始。トップカバーを外し、フロントパネルを外し、裏にある4か所のネジを外すとメカが手前に引き出せます。
このとき中のケーブルのうち、メカの後ろにある写真の2箇所と、向かって右側奥にあるヘッドからのケーブルのコネクタを外しておきます。
メカを本体と完全に分離するには、メカにつながっている平たいケーブルのはんだを外す必要がありますが、ベルト類の交換だけならそれを外さなくてもなんとか出来ます。
今回リバースしないのは、幸いにもヘッドギアがグリスで固着しているのではなく、リールモーターにかかっているベルトが劣化しているせいでした。ヘッドのリバース動作はかなり重く、滑るベルトを手でアシストすると、ガチャンと音がして回転します。このベルトを交換すべく、キャプスタン軸のフライホイールを外して、リールモーターにアクセスします。
フライホイールにかかっている平ベルトは大丈夫そうでしたが、何度もバラすのは大変なので、モードベルトも含めた3箇所を交換します。といっても、純正品は手に入らないので千石電商の代替品です。ちなみに、リールモータのベルトは内径20ミリの1.6×1.6の角ベルト、モード切替のベルトは内径40ミリの1.2×1.2の角ベルト、キャプスタンベルトは内径75ミリの平ベルトを使用しました。
ベルトを全て交換しメカを元に戻しますが、その前に外から見えるギアの古いグリスを綿棒で出来る限り取って、新たにタミヤのチタングリスを塗布します。本当はメカを分解清掃するのが一番なのでしょうけれど、ど素人の管理人には難易度高すぎて無理。壊してしまっては元も子もありませんしね。
で、組み上げて電源を入れ、カセットをセット…あれ!?ノーマルテープを入れたのに、表示はメタル!!おまけに録音も出来ません。さては、カセットの検出部分が甘くなったか、接触不良か?
カセットリッドを外し検出部分を押すと切り替わるので、経年でレバーが変化してしまったのかと思い込み、レバーの曲がりを強引に調整しました。
結果、よろしくありません。もう一度分解すると、分かりました。あるべきとことにバネが掛かっていませんでした。
これで一件落着。
リバースデッキは、R88が5台目。レビューはその2に続きます。
届いて電源を入れるとFL表示は鮮明で、ちょっと安心。動作は説明通り、リバースしません。フォワードのみ再生可、早送りと巻き戻しはOKでした。
カセットは、2年ほど前からブームが再燃しデッキの落札相場もどんどん上がっているようです。管理人が再度アナログオーディオにリターンしたのもその頃で、出遅れてしまった分、出費が痛いです。
さて、AKAIのGX-R88ですが、こちらは上位機のGX-R99と同じメカ。先達様のブログにも、分解整備で参考にさせていただける記事が多くあります。とはいえ技術もはんだ付けができる程度、器具もプア(オシロなんて持ってません)な自分、調整はデジタルマルチメーターとPCで出来る範囲になります。
皆様のブログ記事と英語のサービスマニュアルを頼りに、メンテ開始。トップカバーを外し、フロントパネルを外し、裏にある4か所のネジを外すとメカが手前に引き出せます。
このとき中のケーブルのうち、メカの後ろにある写真の2箇所と、向かって右側奥にあるヘッドからのケーブルのコネクタを外しておきます。
メカを本体と完全に分離するには、メカにつながっている平たいケーブルのはんだを外す必要がありますが、ベルト類の交換だけならそれを外さなくてもなんとか出来ます。
今回リバースしないのは、幸いにもヘッドギアがグリスで固着しているのではなく、リールモーターにかかっているベルトが劣化しているせいでした。ヘッドのリバース動作はかなり重く、滑るベルトを手でアシストすると、ガチャンと音がして回転します。このベルトを交換すべく、キャプスタン軸のフライホイールを外して、リールモーターにアクセスします。
フライホイールにかかっている平ベルトは大丈夫そうでしたが、何度もバラすのは大変なので、モードベルトも含めた3箇所を交換します。といっても、純正品は手に入らないので千石電商の代替品です。ちなみに、リールモータのベルトは内径20ミリの1.6×1.6の角ベルト、モード切替のベルトは内径40ミリの1.2×1.2の角ベルト、キャプスタンベルトは内径75ミリの平ベルトを使用しました。
ベルトを全て交換しメカを元に戻しますが、その前に外から見えるギアの古いグリスを綿棒で出来る限り取って、新たにタミヤのチタングリスを塗布します。本当はメカを分解清掃するのが一番なのでしょうけれど、ど素人の管理人には難易度高すぎて無理。壊してしまっては元も子もありませんしね。
で、組み上げて電源を入れ、カセットをセット…あれ!?ノーマルテープを入れたのに、表示はメタル!!おまけに録音も出来ません。さては、カセットの検出部分が甘くなったか、接触不良か?
カセットリッドを外し検出部分を押すと切り替わるので、経年でレバーが変化してしまったのかと思い込み、レバーの曲がりを強引に調整しました。
結果、よろしくありません。もう一度分解すると、分かりました。あるべきとことにバネが掛かっていませんでした。
これで一件落着。
リバースデッキは、R88が5台目。レビューはその2に続きます。
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