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やまぐち号 三態

 今回は、先日のKATOの最新版「やまぐち号」に続いて、兄弟モデルをご紹介。
KATO 10-302「C57やまぐち号(茶)セット」とマイクロエース A-2472「SLやまぐち号レトロ調客車リニューアルセット」です。
 KATOの旧版のセットは


 
こんな感じ。
 マイクロは
こんな感じ。 年代も、KATO 10-302が1987年11月製なので31年の開きがありますね。びっくり!さすがに、マイクロのモデルやKATOの最新版は作りが繊細でディテール抜群ですが旧版も味わいがあり、好き嫌いでいうと、甲乙付け難いです。
 KATOの旧版編成の先頭は、セットに含まれるC57一次型の旧版です。マイクロの編成は機関車がセットされていません。こちらの牽引機は同じくマイクロ製といきたいのですが、個人的にマイクロの蒸気はNGなので(ボイラーとヘッドライトの接続部分が興ざめ…)、TOMIXのC57 1号機を立たせています。



 皆さんもご存じの通りKATOの旧蒸気はオーバースケールですが、編成単位で見るとさほど違和感は感じません。模型の客車は1978年に12系を茶色+白帯に塗色変更された姿を再現し、イベントで連結されたマイテ49も付属しています。
マイクロのやまぐち号は、12系をレトロ調に改造した700番台となっています。1987年に塗色変更された翌年の1988年の改造で誕生した700番台は、2003年にオハ12-703の津和野方に展望室
が設置され、模型はその時のものを再現しています。
 この変遷を経て2017年9月2日からは最新モデルで再現されている35系4000番台の編成になりました。実は「やまぐち号」には、一度も乗ったことがない管理人…。やまぐち号の走る山口線の島根県側の起点「益田」は母の郷里で、幼い頃、特急「おき」で益田から当時の「小郡」(現在の新山口)まで乗った記憶があり、そこを走るSL列車に模型を眺めながら思いを馳せています。
 やまぐち号を再現した模型ですが、新品で購入したのはKATOの最新版とマイクロのセット。KATOの旧版は、中古で入手しました。90年代も終わる頃、鉄道模型にリターンしたのですが、2000年代にはいると絶版モデルの人気セットはプレミア価格で中古市場に並んでいました。KATOの旧版は確か銀座の天賞堂の中古コーナーで買ったと思います。天賞堂の中古コーナーは委託品以外は比較的まともな値段で出ており、中古が並ぶ日の開店同時に行かないとアっという間に売れてしまったように思います。平日なのにサラリーマンと思しき人たちもたくさん来ていました。レアものが多かったのは秋葉原の「ぽ●」でしたが、こちらは足元を見たような価格設定の物が多く、余程でない限り購入には至りませんでしたね。今ではオークションという手もありますが、中古は実物を見ない限りは購入する気にはなれません…。

では、また。

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