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カセットデッキ GX-R88メンテ(その2)

 ヤフオクから我が家に来たGX-R88は、オートリバースデッキとしては5台目です。

1代目はTEACのR-919X、2代目はAKAIのGX-R75CX、3代目はビクターのTD-R621、4代目は同じくビクターのDD-VR77です。
 このうち、GX-R75CXはテープ走行に難が出るようになり(フォワード再生でテープをかんでぐしゃぐしゃになる)、後学のためにメカをバラバラにしてスクラップになってしましましたが、残りは動作しています。GX-R75CXが不調になった頃は、ミラーカセットもなく手も足も出ませんでしたが、今はこのような自作のミラーカセットで調整しています。

 さて、話を戻します。オートリバース機の最大のメリットは、当たり前ですがA面が終わってもテープをひっくり返さなくて良いところ。音楽を「ながら聴き」するにはもってこいですね。で、1代目のR-919Xですが、いい感じで聴いているときに突如「ガチャン」と盛大な音を立ててリバースします。夜だとかなり「びっくり」します。う~ん。音は太めですが芯のある好みの音質なのですが、も少し静かな奴が…。2代目の75CXは、大人し目の音でしたが気に入っていたのですが壊れてしまい…。3代目のR621は、安く落とせたのですが、軽い音質でイマイチ…。4代目のVR77は、結構いい音を出しますが、アイドラーの樹脂に亀裂が入り動作不安定に…。
 やはり皆30年近く前の機械です。なかなか安定して使用するのは大変です。で、清水の舞台から飛び降りゲットしたR88にたどり着くのですが、結論から言えば、最初からこのクラスを狙えば良かった…です。再生音はA&DのシングルデッキGX-Z7100EVより好みで、メインデッキの一つとして愛用中です。オートリバースではかなり少ない3ヘッドクローズドループデュアルキャプスタン機。ツインDDの面目躍如といったところでしょうか。録音はバイアス調整はオートで出来ますがレベル調整がありませんので、管理人の場合はもっぱら再生専用機となっています。とはいえ自己録再でも、なかなかの音を奏でます。ちょっとした3ヘッドシングル機の上をいくと思われます。
 オートリバース機の音の比較ですが、管理人的には、R88>919X≒VR77>75CX=R621といったところでしょうか。

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