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9月, 2018の投稿を表示しています

Nゲージ、手を焼く黒染め車輪

 KATOの151系「こだま・つばめ」8輌基本セットを久しぶりに出してきました。 レイアウトで走らせようとしましたが、う…動きません!先頭車のライトも点灯しません!2年ぶりなので、仕方がないですね。気を取り直して、車輪をクリーニングします。  151系の車輪は黒染め車輪で汚れが目立ちにくいですが、車輪の踏面は艶がなくなり、鈍い色になっています。動力車は、以前の記事のソフト君の上に乗せてクリーニングします。動くようになっても数分は放置です。トレーラーは、台車を外し無水アルコールで念入りに汚れを取ります。こちらもソフト君の上に乗せて通電し、復活しているのを確認します。 さて再びレールの上へ…あれ!?動力車はギクシャクしているし、先頭車のライトは点きません!!ソフト君の上だと、両方ともに大丈夫なのに?考えられるのは、黒染め車輪の通電です。車輪の踏面は清掃したおかげで少しきれいになっているようですが、フランジ部分と比較するとツヤに圧倒的な差があります。いくら清掃しても、同様のツヤにはなりません。レールに戻して車体を左右に押し付けると、ライトが点灯します。ソフト君の上だとどうやらフランジから通電している模様です。ちなみに下の写真は、車輪をクリーニングした後のもの。光の関係でかなり光って見えますが、実際はもう少し鈍いです。この状態でも、通電不良を起こす黒染め車輪って?? ネットで検索すると、KATOの黒染め車輪の初期ロットには、剥がれてボロボロになった画像がいくつも散見します。管理人の151系は黒染めが剥がれこそはしていませんが、通電不良を起こしている模様です。確かに下回りの見栄えは良いですが、走行不良はいただけません。Nゲージは飾って鑑賞するより走らせるのが管理人の楽しみなので…。  皆様の解決策を検索すると、①車輪の交換、②ピカール(金属研磨剤)で磨く、③スポンジヤスリで黒を落とす、等です。①の交換は、お金がかかってしょうがないのと、またいつか(特に長期放置すると)集電不良になる可能性も不安です。②のピカールは、管理人的には怖くて出来ません。③のスポンジヤスリは、以前レールの汚れ落としに耐水ペーパー(800番くらい)をつかってひどい目にあったので、これも少し怖いです。  で、思いついたのが液体コンパウンドを使って磨く事。こちらも、むやみに踏面に...

カセットデッキ GX-R88メンテ(その2)

 ヤフオクから我が家に来たGX-R88は、オートリバースデッキとしては5台目です。 1代目はTEACのR-919X、2代目はAKAIのGX-R75CX、3代目はビクターのTD-R621、4代目は同じくビクターのDD-VR77です。  このうち、GX-R75CXはテープ走行に難が出るようになり(フォワード再生でテープをかんでぐしゃぐしゃになる)、後学のためにメカをバラバラにしてスクラップになってしましましたが、残りは動作しています。GX-R75CXが不調になった頃は、ミラーカセットもなく手も足も出ませんでしたが、今はこのような自作のミラーカセットで調整しています。  さて、話を戻します。オートリバース機の最大のメリットは、当たり前ですがA面が終わってもテープをひっくり返さなくて良いところ。音楽を「ながら聴き」するにはもってこいですね。で、1代目のR-919Xですが、いい感じで聴いているときに突如「ガチャン」と盛大な音を立ててリバースします。夜だとかなり「びっくり」します。う~ん。音は太めですが芯のある好みの音質なのですが、も少し静かな奴が…。2代目の75CXは、大人し目の音でしたが気に入っていたのですが壊れてしまい…。3代目のR621は、安く落とせたのですが、軽い音質でイマイチ…。4代目のVR77は、結構いい音を出しますが、アイドラーの樹脂に亀裂が入り動作不安定に…。  やはり皆30年近く前の機械です。なかなか安定して使用するのは大変です。で、清水の舞台から飛び降りゲットしたR88にたどり着くのですが、結論から言えば、最初からこのクラスを狙えば良かった…です。再生音はA&DのシングルデッキGX-Z7100EVより好みで、メインデッキの一つとして愛用中です。オートリバースではかなり少ない3ヘッドクローズドループデュアルキャプスタン機。ツインDDの面目躍如といったところでしょうか。録音はバイアス調整はオートで出来ますがレベル調整がありませんので、管理人の場合はもっぱら再生専用機となっています。とはいえ自己録再でも、なかなかの音を奏でます。ちょっとした3ヘッドシングル機の上をいくと思われます。  オートリバース機の音の比較ですが、管理人的には、R88>919X≒VR77>75CX=R621といったところでしょうか。

カセットデッキ AKAI GX-R88 メンテナンス(その1)

 今年5月に某オクで落札し、我が家のカセットデッキの一員(9番目)となったAKAIのGX-R88。こちらはリバースせず、フォワードのみ再生可能というジャンク品。商品ページの写真もFL表示部分が暗く、かなり不安状態で落としてしまったものです。実は入札の時に金額を一桁間違えて入れてしまい、相場の上限近くで決まってしまいました。  届いて電源を入れるとFL表示は鮮明で、ちょっと安心。動作は説明通り、リバースしません。フォワードのみ再生可、早送りと巻き戻しはOKでした。  カセットは、2年ほど前からブームが再燃しデッキの落札相場もどんどん上がっているようです。管理人が再度アナログオーディオにリターンしたのもその頃で、出遅れてしまった分、出費が痛いです。  さて、AKAIのGX-R88ですが、こちらは上位機のGX-R99と同じメカ。先達様のブログにも、分解整備で参考にさせていただける記事が多くあります。とはいえ技術もはんだ付けができる程度、器具もプア(オシロなんて持ってません)な自分、調整はデジタルマルチメーターとPCで出来る範囲になります。  皆様のブログ記事と英語のサービスマニュアルを頼りに、メンテ開始。トップカバーを外し、フロントパネルを外し、裏にある4か所のネジを外すとメカが手前に引き出せます。 このとき中のケーブルのうち、メカの後ろにある写真の2箇所と、向かって右側奥にあるヘッドからのケーブルのコネクタを外しておきます。 メカを本体と完全に分離するには、メカにつながっている平たいケーブルのはんだを外す必要がありますが、ベルト類の交換だけならそれを外さなくてもなんとか出来ます。  今回リバースしないのは、幸いにもヘッドギアがグリスで固着しているのではなく、リールモーターにかかっているベルトが劣化しているせいでした。ヘッドのリバース動作はかなり重く、滑るベルトを手でアシストすると、ガチャンと音がして回転します。このベルトを交換すべく、キャプスタン軸のフライホイールを外して、リールモーターにアクセスします。  フライホイールにかかっている平ベルトは大丈夫そうでしたが、何度もバラすのは大変なので、モードベルトも含めた3箇所を交換します。といっても、純正品は手に入らないので千石電商の代替品です。ちなみに、リールモータのベルトは内径20ミ...

Nゲージ動力車の車輪メンテ

  Nゲージ動力車の車輪、走らせると汚れが付きます。こまめに清掃して仕舞えば問題はないのですが、パッと見あまり汚れていないとそのままにして、気づけばかなりのカーボンが付着しているなんて経験は管理人だけでしょうか?特に最近の黒染め車輪は、鬼門です…。汚れがめだたないので(泣)  で、メンテとなります。  管理人の場合は、まずこれ 津川洋行のソフト君(動力車用)に乗せて、レールから電源を取って「うぃーん」します。付いたばかりの汚れなら、大抵はこれでOK。写真の車両はKATOのキハ40にデカール製品を張った「左沢線カラー」です。デカールは下のラインと山をイメージしたカラーの部分だけなので、ボディーはホワイトで全面塗装しておきます。  話を戻して…で半年以上放置して頑固にこびりついてしまうと、なかなか落ちてはくれません。 で、登場するのがコチラ 自作のホイールクリーナーです。 TOMIXの車両ケースと中の発泡スチロールを利用したもので、使い方は このように車両を裏返しにセットし、通電、無水アルコールを染ませた綿棒を回転する車輪に押し付け、クリーニングします。綿棒は太いので、 このようにあらかじめペンチで潰しておくと使いやすいですね。これだとかなり頑固な汚れも綺麗に落ちます。注意点は、汚れの酷い状態だと通電しないので、ソフト君である程度汚れを落としてから使用します。 最後は、台車を外して集電シューとの接点に、サンハヤトの接点復活剤を極少量塗布しておきます。  これで、動力車も復活ですね。

レールクリーニングについて

 レイアウトのレールクリーニング、皆さん各々工夫されているようです。管理人も半年ぶりに列車を走らせようとしましたが、まったく、う・ご・き・ま・せ・ん!!!当然ですね…。で、本日、重い腰をあげて掃除しました。 手順① 掃除機でレールのごみやほこりを取ります。 手順② 写真の百均「キズ防止パッド」(フェルト)を一枚切って、CRC-226を少し吹きレールをゴシゴシ磨きます。 手順③ 写真の手製クリーニング棒(突っ張り棒の両端にネル地のシャツの切れ端を巻いたもの)に無水アルコールを染み込ませて、レールをしつこく拭いていきます。真っ黒になります…。 手順③ 動力車+TOMIXレールクリーニングカー(ほこり取り)+津川のモップ君の編成を周回させます。  すると、掃除機でほこりを取ったはずなのに、レールクリーニングカーにはほこりが集まり、レール掃除したはずなのに、モップ君にはレールの黒い筋が真っ黒につきます。どんだけやねん!  これで、ぎくしゃくしないで走るようになりました。でも、動力車の車輪には、あのいや~なカーボン汚れの筋が…。次回は、車輪の清掃編の予定です。

TOMIX 解放ランプ付レールでマグネマティックカプラーを

 鉄道模型で機関車と客車の解放を行う場合、TOMIXやKATOの場合はレールと車両のメーカーが一致していれば比較的容易に行う事が出来ます。しかし、管理人場合、レールはTOMIX、車両はKATO、TOMIX、マイクロ等、レールと車両のメーカーが一致しません(おそらく多くの人がそうなのではと…)。  現在はTOMIXのファイントラックを使用する管理人ですが、以前はKATOのレールを使用していました。理由は単純で、マグネマティックカプラーをつかった自動解放をやりたかったからです。客車を機関車が引く列車が大好きなので、終端駅での機回しの再現は必須でした。もちろんTOMIXのMカプラーでも出来るのですが、連結器の形状や上に上がる動作はいかにもトイ的で好みではありません。  で・す・が…レールの道床幅や分岐の種類は圧倒的にファイントラックに軍配が上がります。しかもTOMIXの機関車にマグネマティックカプラーを装着することは比較的簡単です。  ファイントラックのレールにKATOのアンカプラー線路の磁石を移植するのもアリですが、もっと簡単に出来ないかと。で、調べたところ、ファイントラックの解放ランプレールの磁石を剥がし、90度回転させて接着するだけでマグネマティックカプラーが動作するとのブログ記事が!!  で、実行したのが、こちらです!  TOMIXのC57のテンダーと、前回記事のマイクロのやまぐち号客車にマグネマティックカプラーを装着し、ファイントラックの磁石90度回転解放ランプの上で一時停車し、機関車を動かしたところ見事自動解放に!!  これから、客車編成の両端と牽引機に順次マグネマティックカプラーを装着していく予定です。 では、また。

やまぐち号 三態

 今回は、先日のKATOの最新版「やまぐち号」に続いて、兄弟モデルをご紹介。 KATO 10-302「C57やまぐち号(茶)セット」とマイクロエース A-2472「SLやまぐち号レトロ調客車リニューアルセット」です。  KATOの旧版のセットは   こんな感じ。  マイクロは こんな感じ。 年代も、KATO 10-302が1987年11月製なので31年の開きがありますね。びっくり!さすがに、マイクロのモデルやKATOの最新版は作りが繊細でディテール抜群ですが旧版も味わいがあり、好き嫌いでいうと、甲乙付け難いです。  KATOの旧版編成の先頭は、セットに含まれるC57一次型の旧版です。マイクロの編成は機関車がセットされていません。こちらの牽引機は同じくマイクロ製といきたいのですが、個人的にマイクロの蒸気はNGなので(ボイラーとヘッドライトの接続部分が興ざめ…)、TOMIXのC57 1号機を立たせています。  皆さんもご存じの通りKATOの旧蒸気はオーバースケールですが、編成単位で見るとさほど違和感は感じません。模型の客車は1978年に12系を茶色+白帯に塗色変更された姿を再現し、イベントで連結されたマイテ49も付属しています。 マイクロのやまぐち号は、12系をレトロ調に改造した700番台となっています。1987年に塗色変更された翌年の1988年の改造で誕生した700番台は、2003年にオハ12-703の津和野方に展望室 が設置され、模型はその時のものを再現しています。  この変遷を経て2017年9月2日からは最新モデルで再現されている35系4000番台の編成になりました。実は「やまぐち号」には、一度も乗ったことがない管理人…。やまぐち号の走る山口線の島根県側の起点「益田」は母の郷里で、幼い頃、特急「おき」で益田から当時の「小郡」(現在の新山口)まで乗った記憶があり、そこを走るSL列車に模型を眺めながら思いを馳せています。  やまぐち号を再現した模型ですが、新品で購入したのはKATOの最新版とマイクロのセット。KATOの旧版は、中古で入手しました。90年代も終わる頃、鉄道模型にリターンしたのですが、2000年代にはいると絶版モデルの人気セットはプレミア価格で中古市場に並んでいました。KATOの旧...

KATO SL「やまぐち号」

 本日(2018/09/02)某模型店から、KATOの10-1499「SLやまぐち号」特別企画品が届きました。ずーっと前に注文してあり、忘れたころにやってくるのは毎度のこと。  さて、お品物はケースに牽引機であるD51 200と35系4000番台が5輌のセット。スリーブケースはいつもの緑ではなく、写真入りの”特別”仕様。ケースの裏には実写紹介も記載され、ファンとしては満足度も高いですね。  鉄道模型は中学性のころ、父にねだってKATOのキハユニ26(動力車)一両とパワーパック、エンドレスレールを買って貰ったのが始まりでした。当時のお小遣いでは、集めるもの大変で、TOMIXの貨車を数輌買って連結して走らせていました。  20系寝台車やキハ82系なんかも発売されましたが、高値の華でした…。  大学に入るころには、模型から離れオーディオやバイクに趣味は移っていました。  鉄道模型にリターンしたのは、子供が小学生になる直前。KATOのEF66+24系寝台列車のセットを購入したのが、再入門の始まりでした。当時も相変わらず安くはなかった鉄道模型も、いまでは機関車と車両のセットが諭吉さん2枚超え(@_@;) ディテールは格段に上がりスケールモデルとしてもハイレベルになりましたが、お値段もハイソ!  一時は新製品はかなり買っていましたが、今はかな~り吟味しないとついていけませんです…。  室内灯も、もっぱらテープLEDを使って自作します。出来るところは、節約しないと、ですね。  せっかくなので、編成を組んでみました。 それでは、また。